退職後の楽しみ

66歳奮闘記

66歳 アマチュア無線に挑戦(終章)

開局申請をする前に購入した無線機がやってきた。

確かに、「技術基準適正証明番号」というものが本体裏に貼ってある。

うむうむ。これを使って申請すればいいのか。

付属の取説には、「アマチュア無線局免許申請書類の書き方」もある。

さらに、八重洲無線のHPから各級の書き方例もダウンロードできる。

ユーザー登録は完了していたので、早速、局免許電子申請を行った。

すぐに、「申請・届け出 到達のお知らせ」のメールが届いた。

これで、しばらく待っておけばよいのだなとひと安心。

これが無線機かと、もう一度眺めていてふと気がついた。

うっ?

赤黒のコードはあるが、コンセントに差すコードが入っていない!

まさか、欠陥品?

よくよく調べてみて、ようやくわかった。

無線機は、交流で動かすのではなく、直流で動かすようだ。

とすれば、直流を作り出す装置が必要ということか。

その装置を「安定化電源」と呼ぶらしい。

ネットで調べてみると、2、3万円するようだ。

またまた出費か。

ネットオークションやフリマサイトを見てみる。

フリマサイトでは、たくさんの中古品が出品されている。

中古品だが、小型の安定化電源を4,500円で手に入れた。

開局するまでに、何が必要か、もう少し調べた方がよさそうだ。

もう一度、無線機を眺めてわかったこと。

50MHz以下と144MHz以上とに分かれて、

アンテナをつなぐコネクタが2つある。

テレビのアンテナ入力と同じように、分波器が必要なようだ。

もちろん、周波数に合わせて、使うたびに

アンテナコネクタを付け替えればよいのだが、それも面倒だ。

きちんと、デュブレクサー(Duplexer)なるものが売っている。

いろいろな種類があるが、周波数の分け方に注意して、

この無線機に合うものを購入。

これで、無線機とアンテナをつないで送受信が出来るところまで完了。

次は、アンテナの設置。

ベランダ柵の角支柱に、サイドベースを固定する金具を買ってくる。

丁度、小さなネジがあるので、その真上にサイドベースを固定。

これで、下にはズレないだろう。

ポールにアンテナ基台を取りつけ、

アンテナとラジアル、同軸ケーブル、アースを取りつける。

アースは、ベランダ柵の角支柱上部のナットに接続した。

そして、ついに局免許がおりて、電波を出すことが出来るようになった。

アンテナと無線機のおかげか、VSWRも問題が無いようだ。

Eスポも経験し、50MHz帯で京都、北海道間で通信が出来た!!

通信を始めてからでも、まだやらなければならないことが見えてくる。

QSLカードと呼ばれる交信証の作成。

QSLカードを送るための手段として、JARLへの加入。

どちらも任意だが、どうすべきか迷うところだ。

もう一つ、義務ではないが必要性を感じるもの。

それは、「ログ」と呼ばれる業務日誌。

この「ログ」は、出来ればパソコンで管理した方がよいだろう。

しかも、無線機のそばにある方がよい。

いつ、どの周波数帯で通信した人なのかを瞬時に検索したい。

まだまだ、これからいろいろ知って、悩むことが出てくるだろう。

しかし、間違いなく新しい世界を見ることが出来たと思っている。

 

序章も含め、11回にわたって何も知らない退職後の高齢者が、

アマチュア無線に挑戦する様子をお伝えしてきました。

本当は、間違っていることを書いたかもしれません。

ただ、これからアマチュア無線に挑戦しようとする人に、

少しでもお役に立てればと思い、自分の経験を綴ってきました。

このブログを読んで、「アマチュア無線、やってみよう!」

と思われる方がおられることを願っています。

そしていつか

 

お空の上でお会いしましょう!

 

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