退職後の楽しみ

66歳奮闘記

66歳 アマチュア無線に挑戦 ⑦

前回⑥では、開局申請に関して

【想定外の免許申請】をお話ししましたが、

今回⑦では

【無線機だけの問題ではない】

をテーマにお話しします。

 

よくぞ、事前に開局申請の方法を調べたものだ。

どの周波数に出たいかなんて、これまで考えたこともなかった。

ただ、周波数と電離圏との関係は無線工学で勉強した。

周波数が高いほど電離圏を突き抜けてしまい、

反射しないので電波は遠くには飛ばない。

やはり、遠くの人と交信してみたい。

さらに、夏には「スポラディックE層(Eスポ)」と呼ばれる

電子密度が濃い場所が突然現れ、

普段は遠くまで飛ばない周波数の電波がEスポで反射されて、

弱い出力や貧弱なアンテナでも数100Km飛ぶことがあるらしい。

このEスポが現れると、50MHzは大人気になるとのこと。

わかるなぁ!子どもの頃に感じたドキドキ感。

 

このように考えれば、HF帯と呼ばれる7、18、21、24、28MHzと

VHF帯の50MHzは外せないところか?

後、よくあって144MHzと430MHzだが、

どちらのバンドも違法局(無免許や業務使用)が多いらしい。

無線機のメーカー(ほぼ2社)も、

HFから50MHzが使える固定局向け無線機か、

144,430MHz車載無線機の2種類を中心に販売している。

現時点では、車に積んで通信する気はあまりないので、

HFから50MHzが使える無線機でいいかな?

 

そのように考えれば、「想定外」なんて大げさだ。

費用に折り合いをつけて、無線機を買えばよい。

と、無線機を買いかけたところでストップ!

待てよ。アンテナはどうするの?

アンテナは、大きく分けて3種類。

テレビアンテナのような八木アンテナ

地面と水平に、ワイヤーを張ったようなダイポールアンテナ

地面と垂直に、金属棒を立てたようなホイップアンテナ。

 

我が家、住宅街の木造2階建て。隣家までの距離は約2m。

そのような環境の中で、どのようなアンテナを立てるのか?

八木アンテナは屋根に登って設置しないとダメ。

業者に頼めばよいのだろうが、そこまでやる考えはない。

ダイポールアンテナは、長さ約4m、重さ約3kg。

物干しベランダ設置にしては少し大きく、重いか?

ホイップアンテナは場所も取らず、物干しに設置できそうだ。

ただし、ネットで調べてみるとアースが必要と書いてある。

このアースが一番重要で、みんなアースで苦労されているようだ。

しかし、アースなら電子レンジのアースを着けている端子がある。

アース線を買ってきて、その端子につなぐだけだから問題なし!

と思いきや、よくよく調べてみると、

電子レンジのアースのような保安用アースではなく、

大地との容量を下げる高周波的なアース?

何のことだ!?

ラジアルとかカウンターポイズといった用語が出てくる。

これは無線機どころではない。

無線機まで行き着けない。

 

アンテナをどうするのかを考えなければ!

 

【もくじ】のページに戻る

https://taisyokuham.hatenablog.com/entry/2023/06/20/150559