66歳 アマチュア無線に挑戦 ③
前回②では、いよいよ勉強をスタートさせ、
【モールス符号と格闘】についてお話ししましたが、
今回③では
【どのように勉強したのか 無線工学編】
をテーマにお話しします。
2023年、ゴールデンウィーク開け。
3アマ挑戦に向けて、モールス符号を覚えることからスタートした。
しかし、モールス符号は試験のごく一部。
やはり、大きくは「無線工学」と「電波法規」だ。
まずは、テキストを買わなければなるまい。
ネットで調べると、「完マル」と呼ばれるものを推薦する人がいる。
「初級アマチュア無線予想問題集 完全丸暗記」
というものらしい。
過去問が集約されていて、一週間の勉強で合格に導く本だそうだ。
一瞬、これでよいかと思ったが、二つの疑問が頭をよぎった。
1つは、過去問と正解を覚えるだけの記憶力が維持されているか?
昨日の晩飯のおかずすら、次の日には忘れているのに、
たくさんの過去問とその正解とを覚える自信が無い。
四者択一だけに、選択肢には紛らわしいものが含まれているはず。
記憶力の衰えた者は、格好の餌食だ。
2つは、過去問が必ず出題されるのか?
ネットで調べてみると、2、3問は新問題が出題されるらしい。
しかし、無線工学は14問中9問間で合格とのこと。
65%ほどの正答率で合格ならば、ひょっとして・・・。
あまい!!
2,3問の新問題を落とし、
四者択一の紛らわしい問題を2,3問落とすのは明らかだ。
「完マル」が効かない高齢者は、
最初から不合格が見えているではないか。
もちろん、過去問はやるけれど、時間はたっぷりあるのだから、
理論が理解できるところは理解した方が覚えやすいだろう。
そこで、「はじめてのアマチュア無線技士試験」というものを
フリマサイトで購入した。
早速、ペラペラと眺めてみると、
送信機や受信機の部分は、全く意味不明なことが書いてあるが、
中には、中学の理科や技術、高校の物理Bで習ったようなことも。
と思いきや、テキストの1ページ目、周期?、振幅?でつまずく。
周期は、同じ形の波が出てくるまでも部分をいう?
振幅は、波の一番低いところから一番高いところまでを指す?
ウソだ!早速、間違えた。
振幅は、波の中心ラインから最高、あるいは最低点の幅をいう。
これは参った。中学校の理科を忘れている。
テキストでは、無線工学が8項目に分けられているので、
1日1項目ずつ、気合いを入れて勉強するぞ!
わからない部分や略語などは、ネットで調べよう。
実際、DSBとかSSBとかいう略語が出てくるが、
DSB:ダブル サイド バンド
SSB:シングル サイド バンド
の略だとわかれば、他のいろいろな部分の理解にもつながる。
おかげで、テキストは書き込みだらけにはなったが・・・。
何はともあれ、
無線工学8項目を8日間で一度目を通した。
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